中古住宅を購入してリフォーム!メリット・デメリットをご紹介

マイホーム購入を考える際、新築住宅を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。しかしながら、近年の物価高騰や金利の上昇により予算が合わずに悩んでいるという方の声を多くお伺いいたします。そこで私たちがご提案するのが『中古住宅を購入し、自分好みにリフォームする』という方法。この方法には、新築住宅にはない魅力がたくさんあります。

この記事では、中古住宅を購入してリフォームするメリット・デメリットについて紹介します。マイホーム購入を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。

中古住宅を購入してリフォームするデメリット

中古住宅のリフォームには、購入価格や立地、間取り、内装の自由度など多くのメリットがあります。しかし、購入を検討する際には、デメリットや注意点も把握しておく必要があります。まずは、デメリットからご紹介いたします。

リフォーム費用が多額になる可能性がある

中古住宅を購入する際、現況によってはリフォーム費用がかさむことがあります。

特に、築年数が経過している中古住宅では、内装や設備だけでなく、建物の骨組みや基礎部分にも劣化が見られることがあります。

大がかりな修繕が必要な場合、リフォーム費用が高額になり、新築住宅を購入するよりも結果的に高くついてしまうこともあります。

こうしたリスクを回避するためには、築浅の中古住宅を選ぶことや、購入前にインスペクション(住宅診断・住宅検査)を受けることが有効です。

また、中古住宅の購入からリフォームまでをトータルでサポートしてくれる不動産会社を選ぶことも重要です。こうした不動産会社では、物件購入時からリフォーム費用を含めた総合的な予算を計画し、安心して検討できます。

建物の耐震性が低い可能性がある

中古住宅の購入に際して、建物の「耐震性」は非常に重要な要素です。特に築40年以上の中古住宅では、耐震性が低い場合があるため、慎重な選択が必要です。

建物の耐震基準は、建築基準法の改正によって「旧耐震基準」と「新耐震基準」に分かれています。旧耐震基準の建物は震度5程度までの地震に耐え、修復可能で倒壊しないとされています。一方、新耐震基準の建物は震度6強から7の大規模地震でも倒壊しないとされています。

さらに、2000年の建築基準法改正により、耐震性向上のための新たな基準(2000年基準)が示されました。このため、耐震性を確保するためには、新耐震基準や2000年基準を満たした中古住宅を選ぶことが有効です。特に築20年未満の中古住宅は、より高い耐震性を期待できます。

購入後、入居まで時間がかかる

中古住宅を購入してリフォームする際には、建売住宅と異なり、即座に入居することができないことに留意する必要があります。

一般的に中古住宅のリフォームには、数週間から1ヶ月ほどの時間が必要です。間取りの変更や水回り設備の交換などを行う場合には、さらに2ヶ月以上かかることもあります。

そのため、物件の購入スケジュールだけでなく、リフォームの工期も考慮して、引っ越しの計画を立てることが重要です。

中古住宅を購入してリフォームするメリット

反対に中古住宅を購入し、リフォームするメリットは大きく以下の3つが挙げられます。

新築住宅よりも安く購入できる可能性がある

一般的に、中古住宅は新築住宅よりも安く抑えることが可能です。

住宅金融支援機構の2022年度の調査によれば、全国の新築住宅(土地付き注文住宅や建売住宅)と中古住宅の購入費用の差が明らかになっています。

土地付き注文住宅の平均価格が約4,694.1万円、建売住宅が約3,719.0万円に対し、中古住宅は約2,703.6万円でした。このデータを見ると、中古住宅の方が約1,000〜2,000万円ほど安く購入できることがわかります。

仮にリフォームに1,000万円かかったとしても、新築住宅を購入する価格とほぼ同等か、それ以下で理想のマイホームを手に入れることができる可能性があります。

購入物件の選択肢が広がる

現在の日本では、交通の利便性の高い場所や駅周辺には既に多くの建物が建っています。そのため、これらの立地条件で新築住宅を建てることは困難になっています。

しかしながら、中古住宅では駅の近くなどの好立地物件が見つかることもあります。新築住宅だけでなく中古住宅も検討することで、条件に合う物件を見つける可能性が広がります。

ライフスタイルに合わせた間取りや設備を実現できる

新築を考えていらっしゃる方が一番に検討する注文住宅では、住む人のライフスタイルに合わせて間取りや内装、設備をカスタマイズできるため、理想のマイホームを実現することが可能です。ただし、その一方で注文住宅の価格は、とても高額になりがちです。

一方、新築とはいえ建売住宅は注文住宅よりも価格が抑えられますが、一般的な建売住宅は既に完成した状態で販売されるため、間取りや内装の変更が制限されます。

それらに対して、中古住宅を購入してリフォームすれば、予算内で自身のライフスタイルに合わせた間取りや設備を実現できるのです。

まとめ

マイホームの購入を検討する際には、中古住宅の購入とリフォームを検討してみることがおすすめです。

中古住宅は新築住宅よりも手頃な価格で手に入れることができ、家族構成やライフスタイルに合わせたリフォームが可能です。ただし、中古住宅のリフォームには物件選びやリフォーム内容の決定など、注意深く検討する必要があります。

イエステーションでは、物件選びからリフォームの相談まで、総合的なサポートを提供しています。戸建てやマンションのキッチン、ユニットバス、トイレ、洗面などのリノベーションに対応しており、確かな技術と魅力的なプランでお客様のご要望にお応えします。

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